カテゴリー別アーカイブ: <よこおえいこブログ>

桃の花

2月の中旬から山梨県笛吹市の石和へ、ハウスで桃の花を見せていただける「ハウス桃宴」に行って来ました。この季節、外でのスケッチは、長い間描いていると寒くて手が固まってしまいますが、ハウスでのスケッチは、暖かで風も無く、花も落ちにくくじっくりと描けて快適です。

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1月始めの新宿御苑

毎年鏡開きの11日前後に、新宿御苑へスケッチの下見に出かけます。まずは大木戸門から入って、サービスセンター前の寒桜がどんな具合に咲いているかを確認します。20170111_151454

今年もここの桜は気が早く、もうすでに3~4分咲きです。この桜は人気者なのと、少し高い位置に枝があるので「今年も会いに来たよ!!」とご挨拶だけです。

次に向かうのは、新宿門近くの蝋梅です。20170111_150856「ああ、今年もこんなに咲いちゃってる!!」と、毎年同じように蝋梅を見て慌てます。しばらく蝋梅のいい香りを楽しみながら、明日からどの枝をスケッチしようかと考えます。

そして次に向かうのは、お茶室近くの寒桜。途中、大きなユリノキを見ながら・・・↓20170111_152147毎年スケッチをする寒桜にたどり着くと↓20170111_143807まだまだのんびりと咲き始めていてくれて、これから満開になるまでには少し余裕がありそうと、毎年ここでホッとします。この木は大木の寒桜なのと、まだこの季節にはほとんど咲いていないので、ちょっとだけ手馴らしのスケッチをします。20170112_001949-115分ほどスケッチをして、気になる桜の木を眺めながら、去年桜に詳しい方に教えていただいた「市原虎の尾」という変わった名前の桜の木の枝を見に・・・20170111_152930このサボテンのような桜の木に、今年も美しい花が咲くのが楽しみです。↓去年の4月8日の写真です。2016itikawatoranooお団子を積み重ねたような枝の先端に、白い八重桜の花束がのっているかのようです。この枝のお団子1つで1年成長した跡なんだそうです。

その後、気になる木々にあいさつをして20170111_155501今年こそ琵琶の花のスケッチ(12月くらい)を忘れないようにしなければ・・・などとと考えながら、今年のスケッチ初め?と下見の1日でした。

 

 

ソメイヨシノ

ソメイヨシノ
ソメイヨシノ

まだ制作に使っていない去年のソメイヨシノのスケッチで、描き初め?2枚目です。まだなんとなく描き足りないのですが、これから春にかけてソメイヨシノのスケッチができるので、花を愛でながらソメイヨシノの空気感を描き込んでいきたいと思います。スケッチをしてから時間が経てば経つほど、スケッチをしているときに感じた想いや感動が薄れて、どこか納得のいかない絵になりがちです。そんなときには、次の年にスケッチをしながら考えるようにしています。

 

 

白妙(桜)

白妙(桜)
白妙(桜)

今春のスケッチをもとに、白妙という名の桜の花を描きました。綺麗なウエーブを持つ、白い八重の美しい桜です。新宿御苑では人気の桜なので、なかなかスケッチが思うようにできないのですが、今年は開花がソメイヨシノと重なったので、運よくスケッチができました。この作品は、12月9日(金)〜17日(土)銀座 柴田悦子画廊 20周年記念後期展に出品する予定です。ご高覧いただけましたら嬉しいです。20161209_15195720年前の作品(上)最近の作品(下)それぞれの作家の新旧の絵が飾られています。

 

 

 

 

 

アジサイ

ホンアジサイの花を描きました。

今年の6月頃、高幡不動尊金剛寺で「ホンアジサイ」のスケッチをしてきました。今回はそのスケッチをもとに日本画の絵の具で描きました。

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アジサイ6号

高幡不動尊には、自然の中に咲くヤマアジサイやガクアジサイが250種類7500株もあるそうで、都内ではなかなか見ることのできない種類のアジサイがたくさんあります。

「紫陽花」という漢字表記は、唐の詩人白楽天(白居易)が「白氏文集」の中でライラックに付けた名を,平安時代に翻訳する際、勘違いしてアジサイにあててしまったという説があるそうです。日陰で咲くアジサイに対して「紫陽花」の「陽」という字は違和感がありますが、確かに日向で咲くライラックには「陽」という字がよく似合います。また「白氏文集」の中で白楽天は「紫陽花」を「色ハ紫二シテ気ハ香バシク」と記しているのだそうで、アジサイに香りはあまり無く、ライラックには香水に使われるほどの良い香りがします。

「紫陽花」はアジサイではなく、ライラックの名前であったという説に、なるほど!!と思うばかりです。

ライラック
ライラック

 

 

 

ソメイヨシノ 2016

なかなか思うように作品が仕上がらず、今回は久しぶりの投稿です。今春の新宿御苑でのスケッチを使って枝垂れて咲くソメイヨシノを描きました。新宿御苑の桜の木には、一般に言う枝垂れ桜(江戸彼岸桜)とは別に、枝垂れて咲く桜の木がたくさんあります。

2016 ソメイヨシノ 15号
2016 ソメイヨシノ 15号

来年5月に日本橋の画廊にて展示いたします。

 

 

 

林檎の花・スケッチ

先日、山梨にリンゴの花を描きに行きました。

リンゴの花はハナカイドウのように、1か所に4~5個の花をつけますが、中心に咲く1個の花は他より先に咲き、少し大きめの花をつけます。その中心に咲く花だけを残してリンゴの実を実らせるのだそうです。

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王林・林檎の花

王林の花は蕾が濃いピンク色ですが、咲き進むとだんだん白くなっていきます。花は少し丸っこい形で、花柄は大きな実をつけるだけあって、太くしっかりとしています。

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フジ・林檎の花

フジ林檎の花はうっすらとピンク色がかった蕾をつけ、花は真っ白です。林檎の種類によって、花の特徴も少しずつ違うようです。

山梨の路地物の桃の花はすでに終わりを迎え、リンゴの花も散り始め、藤の花が満開になり、あっという間に初夏に咲く花々の季節となりました。

 

 

八重桜・関山のスケッチ

新宿御苑の八重桜を華やかに彩る、濃いめのピンク色をした関山という名の桜が咲き始めました。

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関山が咲き始めると、新宿御苑での桜スケッチも、あともう少しで終了です。ソメイヨシノが散って八重桜が咲き始めると、不思議と雨や風の日が多くなり、今日も小雨が降っている中、傘を差しながらのスケッチでした。今日のような雨の日は、スケッチブックが湿ってしまうので、HBのえんぴつやシャーペンでは画用紙に線が描けないので、4Bや5Bの柔らかいえんぴつを使うとスムーズに描けます。でも、消しゴムが使えないので少し不自由です。

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雄しべが花弁化して完全な花びらになっていないものを、旗弁と呼ぶのだそうですが、この関山の雄しべも小さな花びらのようになっていました。旗弁

一葉の場合は、雌しべが葉化して葉っぱのようになります。一葉-2

 

八重桜・福禄寿のスケッチ

八重桜の中に、福禄寿という花びらがきれいなウエーブを描く薄いピンク色の桜の花があります。この桜もいつも大変な人気で、描けるタイミングがなかなかありません。今年は運よくスケッチができました。

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20160413_114145福禄寿の木です。5分咲きといったところでしょうか。満開になると、大きな白いキノコのようです。20160413_114439ピンク色の花束のような花です。咲き進むと白っぽくなっていきます。

八重桜・白妙のスケッチ

新宿御苑のソメイヨシノが桜吹雪になって舞う中、ひときわ白く豊かな花を持つ、白妙という八重桜が咲きます。通りかかる人がもれなく「かわいい~!!」と歓声をあげています。今年はソメイヨシノが思ったより長持ちしたせいか、いつも人気がありすぎてスケッチができないでいる白妙が描けました。20160407_133840 20160407_082224

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豊かなウエーブを持つ白妙の花びらの動きがつかみにくくて、花の中心がずれやすく、描くたびに苦心しています。

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新宿御苑では、チョウシュウヒザクラ、ヤエベニシダレ、大島桜、朱雀などの桜の花と、ハナカイドウ、ヤマブキ、ボケ、椿、などなど、今を盛りと美しい花々が咲いています。

春のアンソロジー展・2016

葉月ホールハウス・春のアンソロジー展に、サムホール以下の作品を数点出品いたします。3月27日(日)〜5月5日(木) 木・金・土・日の週4日間 13時~19時 入場無料

お近くにお越しの際には、ぜひお立ち寄り下さいませ。

昭和天皇実録 5,6,7巻 帯原画

平成28年3月刊 昭和天皇実録 第5,6,7の帯の原画に「山桜」が採用されました。

山桜
山桜(日本橋・秀山堂画廊

新宿御苑に咲く山桜を描いた作品です。

昭和天皇実録第5,6,7
昭和天皇実録第5,6,7

第五 昭和三年~昭和六年(27~30歳)即位礼・満州事変

第六 昭和七年~昭和十年(31~34歳)皇太子誕生

第七 昭和十一年~昭和十四年(35〜38歳)二・二・六事件

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山桜スケッチ
山桜スケッチ

昨年の山桜のスケッチです。

山桜
山桜

去年は美しい花を咲かせていた山桜の木でしたが20160211_110321今年は切り株になってしまいました。切り株を見ると、ほとんど年輪の部分は無くなっていて、去年は、この皮一枚の状態で花を咲かせていたようです。もうこの木に咲く花は観れないのだなぁと思うと、感慨もひとしおです。

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桜の花 ・スケッチ

新宿御苑では、ソメイヨシノが咲き始め、少しずつ華やかになってきました。

ソメイヨシノ
ソメイヨシノ

大島桜も爽やかな萌黄色の葉と大きな白い一重の花を咲かせはじめました。

大島桜
大島桜

小彼岸桜は満開になり、可愛らしい薄ピンク色の花を咲かせています。

小彼岸桜
小彼岸桜

一重の桜どうしでも、花の大きさや色だけでなく、花の形や枝ぶりの特徴の違いを同時に観察できるおもしろい時期です。

関山(さくら)・日本画

15×15センチの大きさで、関山(さくら)を描きました。3月27日から5月5日まで、葉月ホールハウス春のアンソロジー展に出品いたします。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。

いろいろな分野でご活躍中の若い作家さんとご一緒させていただく、女性ばかりの9人展です。今回はサムホール以下の作品数点を出品させていただきます。

小彼岸桜のスケッチ

昨日、今日の新宿御苑は暖かく、スケッチをしている間にも、花の咲き具合が刻々と変わっていきました。ソメイヨシノが咲く少し前のこの時期には、陽光や大島桜、高遠小彼岸桜、小彼岸桜と、桜の花が次々に咲き始めます。20160319_003710

今日は、可憐に咲く小彼岸桜のスケッチをしました。小彼岸桜の花を描けるようになりたくて、毎年スケッチしてみるのですが、いまだに思うようなスケッチができません。今年は花の骨格がよく観察できるように、蕾の多い時期からスタートです。小さい花を持つ桜の花びらは、枝垂れ桜にしても、十月桜にしても、形がとても美しいのですが、小さくて観察するのに根気がいります。鉛筆をよく尖らせて、花びらの動きのリズムをとらえると、より描きやすいような気がします。20160323_225217

糸巻きの聖母

先日、江戸東京博物館 にて、レオナルド・ダ・ヴィンチ「糸巻きの聖母」を観てきました。20160310_205656閉館1時間前に入場したせいか、来場者も少なく「糸巻きの聖母」の前で、幸せなひと時を過ごすことができました。「糸巻きの聖母」は、8号?ほどの小さな絵で、スコットランドのバクルー公爵家が所有し、公爵家が代々どこに行くにも連れて行き、家族のいる食卓に飾り、長い間受け継がれ、愛され続けてきた絵画だったと伺ったことがあります。

ダビンチのデッサンは、自然や人を限りなく冷静な目や心で観察しているように見えるのに、なぜその作品は、神をも感じさせる、温かく、深い慈愛に満ちた世界として、鑑賞者を魅了することができるのか、まるで神が描いたように感じる作品に、思わず涙が出そうになりました。500年前の偉大な作家の作品に、思いっきり感動できた展覧会でした。

ダビンチ展を観た感動で胸がいっぱいになりながら、つい考えてしまうことがありました。というのも、絵画において、人を包み込むような巨大な空間に描かれた絵は、迫力のある素晴らしいものではありますが「糸巻きの聖母」のように、小さくても無限に広がる絵画空間に、心を引き込んでくれる絵画は、何よりも大きな感動を生んでくれるのではないかと。物理的な空間には限界があり、心がつくる空間は無限であると。絵画とは、視覚が認識した世界を、人の心が広げる世界でありたいと。などと、つらつら考えながら帰路につきました。

 

桃の花・スケッチ

山梨県 石和 ハウス桃園の桃の花も、今日は8分咲きとなり、華やかになってきました。咲き始めの淡いピンク色と少し時間のたった濃いピンク色の花を同時に見ることができ、日々変化が美しいときです。20160219_214117

F4×2サイズの画面(↑)で、3時間くらい描きました。HB、2B、3Bの鉛筆、0,5mmHBのシャーペン、色鉛筆、ねり消しゴム、F4のスケッチブック(綴じ部分がつながっているもの)を使っています。

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桃の花の特徴として、1本の枝先に花が密集して咲くので、1つ1つの花のディテールも大切ですが、塊りとしての形に常に気をくばって、全体→部分→全体→部分、といった意識を持ちながらスケッチをすると、いい形がとれてくるような気がします。

20160221_145518たとえば、花のついている枝全体の輪郭を確認しながら描きます。20160221_145813部分で大切なことは、一輪一輪の花の中心がとれているかを確認しながら、花の柔らかい表情や特徴をできる限り拾っていくことではないかなと思います。(スケッチには、人それぞれのとらえ方があるので、当サイトも自分の方法を見付けるための参考にしていただけると嬉しいです。)

2016momo-suketch花が咲きかけの淡いピンク色の時は、シベが白く花粉は固くてオレンジの濃い色をしています。シベが赤くなってくると、花粉はきれいな黄色になり、赤いシベの中で目立つ色となり、受粉できる状態になります。2016花は、時間とともに変化する過程で、花びらもシベも花粉もそれぞれの状態に合った美しい色や形の組み合わせで変化しているように感じます。     

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ハウス桃園・石和

今日は 山梨県 石和のハウス桃園に行って来ました。新宿から高速バス(往復2800円)で石和まで行き、そこからタクシー(1600円くらい)でJAふえふき富士見直売所まで行きます。ここで入場料を500円払って、ハウス桃園に案内してもらいました。ハウスの中は暖かく風も無いので、花もちも良くスケッチしやすいです。20160215_232041今年は暖冬で、桃の木の休眠期があまりとれなかったそうで、ハウスの桃の花は、まだ1分咲きくらいでした。見頃になるのは今週末くらいから?のようです。桃の栽培には休眠期という時期が必要だそうで、休眠期には、7℃以下の時間が800時間~1000時間くらいいるのだそうです。暖冬の今年は、なかなかその時間がとれず、ビニールハウスで囲うことができなく、花の時期も遅れたということらしいです。「最近の気候変動で、山梨でとれるフルーツもずいぶん変わってきたよ。ウチは昔リンゴ農家だったんだけど、リンゴはもうおいしくできないから今年は木を切ったんだぁ。桃も福島でたくさんとれるようになったしなぁ。」などと、桃の栽培をしているご主人が、今年ウチでできた最後のリンゴだよと私にリンゴを勧めながら言われておりました。気候と共に日本のフルーツ栽培も変わりつつあるようです。