今日からレンゲツツジの制作を始めます。スケッチは去年5月のものです。
スケッチから下図を作ります。花の動きや空きの空間に気をつけて構図を考えます。左右、上下、斜めが対称にならないようにします。というのも、人間の目は違いを見つけるのが大変得意で、物と物との間にある空間の大きさや形、色の差を無意識に感じとり、立体や空間、動きなどを認識します。平面上に空間を感じさせるには、空きの空間も含めて意識的に、左右、上下、斜めが対称にならないよう、構図の段階でよく検討します。
新年には、梅や桜の花が咲く前のスケッチの練習として、骨格のしっかりとした花を描いて花のスケッチの勘を取り戻します。花のスケッチは、いつも1月半ばくらいから、6月の蚊の出る季節まで、雨の日以外は外にスケッチに出かけます。風景の取材に出かける時以外は、半年はスケッチをもとに家で制作をしているので、1月のスケッチはじめには、しばらく勘がもとに戻りません。そのため、まずは初心に帰り、百合やバラの花(骨格のしっかりした花)をスケッチしますが、1月に百合やバラの花は、まだ咲く季節ではないので、切り花を買ってきてスケッチをします。ただ切り花は、花そのものは美しいのですが、日の光を浴びた野外で咲く花と違って、のびやかな美しい形を描きにくいのが、ちょっと残念です。
百合の花を描く時は、つぼみの時の花の状態と、開いてからの花の状態をよく観察して、内側に包み込まれている花びら3枚と外側の花びら3枚の特徴を描き分けるとしっかりした形が描けるような気がします。