2020年 3月11(水)~17日まで、新宿小田急本館美術画廊にて個展をいたします。お立ち寄りいただければ幸いです。
桜・2020の制作を久しぶりに投稿しました。
制作途中に個展の準備が入って少し予定が遅れ気味ですが、引き続きの制作です。
下書きをボールペンで写す。黒箔の上なので念紙などは使わずそのまま写します。
ボールペンでなぞった跡。
光を当てながら形に沿って胡粉を塗っていく。ここまでの過程がひと段落と言ったところです。
桜・2020の展示は、来年3回ほどに分けて段階的に展示しようかなと考えております。
2019年3月27日〜4月2日 お忙しい中、 丸善 ギャラリー横尾英子個展にお越しいただきまして大変ありがとうございました。
桜・2020の大下図の進行状況です。あと2枚で上半分の下図が完成ですが、桜の花の量がまだまだ足りないので、描き足していくつもりです。
枝は新宿御苑にある桜の木を参考にしています。新宿御苑にある桜の木は、年数が経ったためか、意図的に作ったのか、八重桜もソメイヨシノも枝垂れた枝を持つものがあります。今回はソメイヨシノが枝垂れて咲いている姿を描くつもりです。
大下図を描きながら本画の下地作りを始めました。
雲肌麻紙をパネルに水張りします。
墨で下塗りします。
墨が乾いたら黒箔を貼っていきます。黒箔は銀を焼いたものです。90×180センチの大きさパネルで、約120枚の黒箔が必要です。所々にある箔の張り残しは、大下図を写してから修復していきます。この状態の紙を16枚用意します。
★文藝春秋6月号の目次部分のカットを描きました。
左・屋久島シャクナゲ 右・ライラック
★日経アートさんで、本画18点を扱っていただいております。
お問合せはhttp://art.nikkei-ps.co.jp/
横須賀さいか屋さんにて、11月22日~28日まで個展を開催しております。
5月15日~5月24日まで、秀山堂画廊にて二人展(戸島朋子・横尾英子)を開催いたします。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さいませ。
以下、横尾英子出品作品です。
会場の様子です。
戸島朋子さんの作品もアップしました。
毎年鏡開きの11日前後に、新宿御苑へスケッチの下見に出かけます。まずは大木戸門から入って、サービスセンター前の寒桜がどんな具合に咲いているかを確認します。
今年もここの桜は気が早く、もうすでに3~4分咲きです。この桜は人気者なのと、少し高い位置に枝があるので「今年も会いに来たよ!!」とご挨拶だけです。
次に向かうのは、新宿門近くの蝋梅です。「ああ、今年もこんなに咲いちゃってる!!」と、毎年同じように蝋梅を見て慌てます。しばらく蝋梅のいい香りを楽しみながら、明日からどの枝をスケッチしようかと考えます。
そして次に向かうのは、お茶室近くの寒桜。途中、大きなユリノキを見ながら・・・↓毎年スケッチをする寒桜にたどり着くと↓
まだまだのんびりと咲き始めていてくれて、これから満開になるまでには少し余裕がありそうと、毎年ここでホッとします。この木は大木の寒桜なのと、まだこの季節にはほとんど咲いていないので、ちょっとだけ手馴らしのスケッチをします。
15分ほどスケッチをして、気になる桜の木を眺めながら、去年桜に詳しい方に教えていただいた「市原虎の尾」という変わった名前の桜の木の枝を見に・・・
このサボテンのような桜の木に、今年も美しい花が咲くのが楽しみです。↓去年の4月8日の写真です。
お団子を積み重ねたような枝の先端に、白い八重桜の花束がのっているかのようです。この枝のお団子1つで1年成長した跡なんだそうです。
その後、気になる木々にあいさつをして今年こそ琵琶の花のスケッチ(12月くらい)を忘れないようにしなければ・・・などとと考えながら、今年のスケッチ初め?と下見の1日でした。
今春のスケッチをもとに、白妙という名の桜の花を描きました。綺麗なウエーブを持つ、白い八重の美しい桜です。新宿御苑では人気の桜なので、なかなかスケッチが思うようにできないのですが、今年は開花がソメイヨシノと重なったので、運よくスケッチができました。この作品は、12月9日(金)〜17日(土)銀座 柴田悦子画廊 20周年記念後期展に出品する予定です。ご高覧いただけましたら嬉しいです。↓20年前の作品(上)最近の作品(下)それぞれの作家の新旧の絵が飾られています。